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カナダでの音楽生活はこのようにして始まった

6ヶ月間ともに過ごしたヴァイオリン、Alegria。出会ったのは1月です。過去の話をですます調で語るとどうも気持ち悪くなってしまうので物語調でいきます。


留学の際、ヴァイオリンを持っていくかどうかは大きな選択だった。長年やってきた楽器を一年丸々弾かないのはどうなのか、向こうで印象的にも色々と良いのでは、と色々考えたのだが結果的に荷物になりすぎるという理由で持っていかないことになった。最初の数カ月は色々と言語や学校のことで忙しく、とくにバイオリンのことは頭の中にはなかった。

1月、留学の半分程が過ぎたころ。ある雪の日にホストマザーと散歩に出かけた。寒いのに散歩に行く理由が見えず、全く乗り気ではなかったのを覚えているが、あまり外出もしていなかったためついて行くことにした。全てが、この雪の日に、始まった。

散歩を終えて散歩道から車のほうに戻る際、他の散歩組と出会った。この町は人口9000人の小さな町のため道行く人は皆知り合いのようなもの。井戸端会議のように道端で会話が始まる。歩いてきたのは女性の二人組で、そのうち一人はTJと名乗る女性だった。会話の途中にホストマザーがあることを聞いた。まだバイオリンをやっているの?と。TJと名乗る女性は4年ほど前からバイオリンを始めたらしい。いわゆる大人からバイオリンをやり始めた人のようだった。話が進み、ホストマザーが私もバイオリンを弾く、しかし手持ちのバイオリンはないからその時は弾いていないと紹介した。するとTJが言った。バイオリンが弾けるのならオーケストラに入りなさい!私の家に弾き手がいなくなって使われなくなったバイオリンが一丁あるから、と。その瞬間から、私のカナダでの音楽人生は、始まった。

翌週の火曜日、週に一回のオーケストラの練習に初参加した。TJ曰くクリスマス公演を終えたばかりだから新しい曲の練習に丁度入ったところだそうだ。地域オーケストラという響きから私は少し緊張していた。のだめで見るようなオーケストラを想像し、自分の技術で入れるのかと心配だった。その時、私は人口9000人のカナダの田舎町にいるという事実を完全に忘れていた。練習場所の小学校の体育館につき、ドアを開けて入って最初に思ったことがある。若い人が、見あたらない。コントラバスの男性はどう見ても80代だった。レベルだとか技術だとか、そういうのは全て杞憂だったと気が付いた。楽譜をその場でもらい、完全に初見で合わせる。第二バイオリンの楽譜だったため初見でもほぼ問題なく弾けた。ただ弾いてる途中に妙に気になることがあった。他の第二バイオリンの音が全く聞こえてこない。決して私の音が大きいわけでもなく、大きな音が出せるバイオリンを使ってるわけでもないのに聞こえてこない。後ろに5~6人いるのに聞こえない理由は一つしかなかった。弾けてないからだ。

初練習を終え、分かったことがいくつもあった。まず、オーケストラ、とくに弦楽器組のレベルは全体的に見て高くない。学生でオーケストラに参加しているのは、ざっと見て3人程度。私のバイオリン技術は上から3番目くらいだということ。コンサートマスターと、バイオリン教師の二人は素晴らしい技術を持っていた。こうして初練習も無事に終わり、コンサートまでずっと第二バイオリンを私が引っ張り上げていく形となった。


以上のような感じでAlegriaと出会い、6か月ほど過ごしました。AlegriaはTJのバイオリンですからもう二度と弾くことはありませんが、おかげで色々な経験ができて楽しかったです。以下写真たちです。
DSC06094.jpg

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  1. 2009/06/29(月) 19:00:00|
  2. ヴァイオリン
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Mitの音楽動画~チャルダッシュ&クラリネット~

チャルダッシュ
先日21日の日曜日にリサイタルでチャルダッシュを弾きました。そのとき動画をYoutubeに上げてみたので載せておきます。チャルダッシュのテンポは本来ここまでは速くないのですが、どうしても速く弾きたくなってしまったので勝手にテンポを上げました。少しピアノとテンポがあってないところもありますが、個人的にはこれで満足できたので良かったです。


クラリネット締めくくり
2月から始めたクラリネットとの生活が25日木曜日の卒業式での演奏を最後についに終わってしまいました。自分でも驚くほど吹けるようになり、本当に楽しかった。そんな143日間のクラリネットとの生活に感謝をこめて、この動画を作りました。
  1. 2009/06/28(日) 01:50:08|
  2. 音楽動画
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SpringConcert2009

6月はコンサートがたくさんあります。日本と違って欧米では6月で学校が終わるせいかもしれません。

オーケストラコンサートツアーついに終了
さて、2-4日にはオーケストラのコンサートツアーがありました。初日二日はあまり納得のいかない結果になってしまいましたが、一番大事な最終日、アメリカでの公演では大きなホールで観客も400人ほどいましたし、ミスもほぼなしで大成功といえるでしょう。Irish Legendを弾き終わった直後の拍手喝采には感動しました。曲たちについては以下の記事からどうぞ。

→Borderland Community Orchestra 2009を読む

新聞掲載
ちゃっかり新聞に載せていただきました。初日のときにカメラマンがいたのでそれでしょう。右端にいる一人だけアジア人っぽいのが私です。
DSC06100.jpg

SpringConcert2009
10日水曜日に行われた高校のバンドのコンサート。バンドといってもロックバンドではなく吹奏楽です。Senior, Intermediate, Juniorの三つがありますが私が所属しているのはIntermediateです。悲しいことにパンフレットに名前が載っていませんでしたがきっと留学生で載せ忘れたのでしょう・・・
さて、今回演奏したのは以下の2曲と先日のMusic FestivalよりLet it beをもう一度。新しい二曲ではどちらも第一クラリネットをまかされソロもいくつかありましたので非常に大変でした。

→Music Festivalの成功を称えてを読む





今更気がつきましたがそういえばどちらもディズニー音楽ですね・・・
  1. 2009/06/22(月) 19:00:00|
  2. クラリネット
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二度と長調と短調を間違えないための簡単知識


scale.jpg

ト長調とか、二短調とか、聞いたことありませんか。音楽があまり好きでない人にとってはチンプンカンプンで聞きたくもない、という分野かもしれません。そんな長調と短調、すなわちメイジャーとマイナーについて簡単に説明したいと思います。

長音階(メイジャースケール)とは

長音階というのは、ドからドまでの音程が、全音→全音→半音→全音→全音→全音→半音の順で上がっていく音階のことです。いわゆるドレミファソラシドがこれにあたります。また始まりのドの音は基本音と呼ばれ、それに対応するハニホヘトイロハ(CDEFGABC)の音が○長調の○に入ります。

たとえば、ト長調はトが基本音の長調ですから、G→A→B→C→D→E→F#→Gという順番の長音階になります。Fがシャープになるのは、FとGが半音にならなければいけないためです。

また、ニ長調の場合、基本音のニはDですから、D→E→F#→G→A→B→C#→Dとなります。

短音階とは

短音階には三種類ありますので、それぞれ説明します。

自然的短音階(ナチュラルマイナースケール)

ラシドレミファソラと歌ってみてください。これがナチュラルマイナースケールです。つまり、基本音からの音程が、全音→半音→全音→全音→半音→全音→全音となるのがナチュラルマイナースケールなわけです。

たとえば、イ短調とすると、基本音のイはAですから、A→B→C→D→E→F→G→Aとなります。
ホ短調とした場合、基本音のホはEですから、E→F#→G→A→B→C→D→Eとなります。

和声的短音階(ハーモニックマイナースケール)

ナチュラルマイナースケールの第七音、つまりラシドレミファソラでいうとソの音にあたる音を半音あげるだけ。それだけです。
となると、イ短調のハーモニックマイナースケールはA→B→C→D→E→F→G#→Aになりますね。

旋律的短音階(メロディックマイナースケール)

ハーモニックマイナースケールでは、第七音を半音あげましたが、そうなると一音半あくようなことがおこってしまうため、それを補うために、第六音も半音あげたのがメロディックマイナースケールです。
つまり、またまたイ短調でいくと、A→B→C→D→E→F#→G#→Aとなるわけですね。一般的に、音程が高くなっていくときはメロディック、下がっていくときはナチュラルを使うべきだと言われています。

長調と短調の違い

長調と短調の違いを簡単に言うと、長調は明るい感じ、短調は暗い感じの曲という違いがあります。これは、長調では基本音と第三音が長3度なのに対し、短調では短3度であるためです。第3音が高いか低いかが曲の性格を決めるわけです。

・・・と難しいことを理解するよりも、聴くのが一番早いです。誰もが知ってるであろうラジオ体操第一。明るく元気に朝をスタートする曲ですが、これを短調にするだけでこんなに悲しく暗い曲になってしまいます。

以上、長調と短調についてでした。
・・・英語がわかるかたは、このサイトの説明を見たほうが断然わかりやすいです。
  1. 2009/05/25(月) 19:00:00|
  2. 音楽
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Music Festivalの成功を称えて

4月15日にMusic Festivalなるものに参加し、クラリネットで2曲をBandで、ヴァイオリンで1曲をカルテットで弾きました。最近ものすごい数の曲数(Band2曲+カルテット一曲+オーケストラ7曲+趣味曲2曲ほど)をこなしてる気がしますが全く負担に感じないのはきっとそれだけ曲が簡単なのか自分の技術が上がったおかげでしょう。

さて、学校のBandでクラリネットで弾いた二曲はBeatlesのLet it beとJames SwearingenのNovena。どちらも知らない曲でしたが、Let it beは結構有名みたいですね。Beatlesですし。クラリネットを吹き始めて2か月と少しでもうコンサートに出るとは予想していませんでしたが、あまり曲のレベルが高くないので問題ありませんでした。



そしてヴァイオリンで弾いたカルテットはこちらのEntrance of the Queen of Shebaです。非常に美しい曲でした。一番練習したのもこの曲ですし。大成功でした。



やっぱり人前で弾くのは緊張しますがその分楽しいです。演奏会は大好きですね。
  1. 2009/05/11(月) 14:38:46|
  2. クラリネット
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Borderland Community Orchestra 2009

6月2,3,4日にコンサート予定のBorderland Community Orchestra。私はちょこっと練習が足りない第二ヴァイオリンを補う感じでがんばっています。ここ数ヶ月練習してきた曲たちを紹介したいと思います。

Night on Bald Mountain, Mussorgsky


Symphony No. 5, Shostakovich


La Vie Pariseinne


Irish Legend


このほかにもナルニア国物語とMusic From Pride And Prejudiceがあります。一番のお気に入りはダントツでIrish Legendです。初めて弾いたときにその音色の美しさに泣きそうになったくらいです。
公演成功を願います。ではまた。
  1. 2009/05/08(金) 19:00:00|
  2. ヴァイオリン
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ついに終了。ありがとう。「AIDA」

DSC05986.jpg
以前こちらの記事で紹介したミュージカル「AIDA」。先週の水曜日から土曜日までの四日間の公演がついに終わってしまいました。本当に参加できて心から嬉しかった。ありがとう。

きっかけ
3月3日火曜日。いつも通りにオーケストラの練習に行った夜のこと。オーケストラの担当者のKatherineが私のMusicクラス教師かつオーケストラでトロンボーンを吹いているMr.Duttonと何やら学校の演劇の話をしていました。Katherineはその演劇「AIDA」のオーケストラでヴァイオリンを弾いているらしい。そして、一緒に演劇のオーケストラで弾かない?と。

顔合わせ
毎週日曜日の夕方、学校での練習に参加し始めました。まずは楽譜の多さに驚き。ミュージカルなのだから当たり前ですが、20曲以上あります。弾きこなせるか心配でしたが、難しいのはせいぜい1,2曲だったので安心。大きいオーケストラだと思っていたところが、行ってみるとヴァイオリンが二人、チェロが一人、ギター&ベースが3人、ピアノ&キーボードが3人、アルトフルートとフルートが1人ずつ、アルトサックスが一人、そしてドラムスとティンパニーが一人ずつに指揮者のMr.Duttonというずいぶんと小さなオケでした。

本番一週間前
初めてオケと歌を一緒に練習。AIDAのメイン人物三人であるアイーダ、ラダメス、アムネリスとオケが一緒に練習。皆素晴らしい歌唱力。

本番3日前
オケと劇が初めて一緒に練習。オケは練習場所の音楽部屋からステージ下に移動しました。よくあんな小さいところに皆入れたなぁ・・・

ドレスリハーサル
衣装付きの完全通しリハを2回。2回だけで十分なのかと思いましたが、杞憂だったのかもしれません。このときにやっとAIDAのストーリーを理解。悲しいお話です。

本番
水曜。公演1日目です。客は劇場半分ほどでしょうか。完璧とは言えない公演。明日以降へ向けてのドレスリハな気分がしました。
木曜。公演2日目。素晴らしい。客席は8-9割ほど。かなりよかったと思います。
金曜日。公演3日目。劇場満員チケット完売。劇場の温度が昨日よりも高かった気がします。DVD用の撮影日でもあったために緊張感は高め。少しセリフミスがありましたが、それでも素晴らしかった。
土曜日。公演最終日。おそらく満員。アムネリス役の子が喉の使い過ぎで声がずいぶん枯れてきていてかなりつらそうでした。それはしょうがない。4日連続であれほど歌える人なんてなかなかいません。最後の曲を弾いてるときに、ああもう終わりなのか、もう弾けなくなってしまうのか。そんな感情に包まれながら観客総立ち拍手喝采の中すべての曲を弾き終えました。

その後
キャストの写真撮影、ピザパーティー、そのあとに夜中の3時ほどまで別の建物に移動して打ち上げ。本当にすべてが楽しかった。誘ってくれたKatherine、劇の皆、オケの皆、そしてMr.Dutton、ありがとう。Mr.Duttonよ、あなたは最高の先生だ。

以下、写真たち。

キャストの皆。
DSC05994.jpg
こんなとこで弾いてました。
DSC05998.jpg
簡単なのにテンポチェンジでついていけなかったOverture。
DSC05991.jpg
まさかの72小節休み。
DSC05988.jpg
これにどれだけ練習を費やしたか・・・
DSC05987.jpg
East Indian Dance。弾いてみるとあぁそんな感じがするなぁ、って思います。
DSC05989.jpg
  1. 2009/05/04(月) 04:11:05|
  2. ヴァイオリン
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